街づくりにおける、「まず補助金ありき」から、「補助金をうまく使う。」発想を!
観光地等では、さまざまな街の特色を活かし、観光客を呼び込み、流動人口を増やし、街の活性化へと向かっている。
しかし、温泉や観光地等を有する、本来特色のある地域であれば、可能であるが、通常の市町村では、その特色を何にするかから考えて、1から積み上げて行く必要性がある。
その中で、有志が集い、立ち上げていく中で、人力、資金等が問題となり、どうしても、行政や商工会議所等の諸団体との連携を模索しはじめていく。
行政は、国や県が提供するさまざまな補助金制度を調べ、適応した制度はないか考えていく。その時に、国等が紹介する全国の先進地は、大いに参考になる。
しかし、補助金等の制度には、さまざまな制度としての縛り(申請の資格、基準)がある。それをクリアするために、さまざまな知恵が必要となってくる。行政の担当者としては、街の「声の大きさ」、つまり、街の事業として取り組みべきかという優先順位と、補助金の縛りをクリアするための「労力」を考えながら、進行させていく。その補助金の縛りの中には、何分の一かの地元負担金が求められることもある。それを、議会にかけて、納得させることができるかどうかという点もある。
ここまで、至るまでかなりの苦労である。また、街全体を納得させることも必要になるために、実行委員会を設置し、有力者に会長等の責任者になってもらうこともある。さらには、利害関係も当然出てくることもある、たとえば、ある産業で特色を出そうと力を入れようとすると、逆に損になるような方も当然出ることもある。民間、あるいは産業界だけの「動き」であれば、このような、ことでは問題が出ることはないが、行政が動くとなると、地域に公平で平等感を出さないといけなくなる。
ここが、問題となる。地域の限りなく100%の人を満足させるには、その予算のうち、3割、あるいは5割近くを、「街の特色を出す」本来の活動以外のものに、使用する場合が生じる。
たとえば、200万円の予算でなんとかなるような街の特色を出す予算も、補助金を調べてみたら、1000万円以上の予算でないと申請ができないことがわかり、商工会議所やJAなど、各種団体を巻き込むことになり、のこり、800万円を他の団体が受けて、さまざまな関連する事業を行うこともある。
他の団体を巻き込んでいくのは、街づくりの運動の課程においては重要であるが、どうしても、先に予算ありきの議論となってしまい、また、市町村や大きな団体の利害関係がどうしても優先させられしまう。
また、忘れてはいけないのは、補助金は税金が出所であり、いい加減な使い方は絶対にできない。補助金適正化法、(適化法とよく略します)にも明記されています。
つまり、最初の2,3人が集まって、「これっておもしろいね」という、街づくりの原動力のような最初の炎は、そこには、見えなくなっていってしまう。
また、「100%の人がいい」ということは、すでに、テレビで紹介されたり、知っていることであり、「全国でここだけの特色」ではないことが多いです。地域のほとんどの人が、「意味がない」等、反対するような事の方が、「全国でここだけの特色」ではないでしょうか。
補助金は、その名の通り、補助するお金であるが、いつのまにやら、補助金のために、行うことになってしまっている。よくあるケースです。
だからこそ、最初の有志が話し合う段階で、しっかりと目的、方針を定めることが大事です。その中でのポイントは、「ゆずれる所」と「ゆずれない所」を明確化することです。
また、その街づくりの運動を拡大するのは大切ですが、その中で、各種の団体から聞く、補助金の話に安易に乗らないようにすることが大事です。
先進地の視察に行っても、なるべく、本音を聞くようにする。等も大切でしょう。
最後に、ここに書いているのは、補助金を否定してはいません。これは、間違えないでください。賢く、効果的に補助金を使用することが大事です。
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