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2006年3月10日 (金)

整理整頓

なかなか、難しいのが対話である。相手の目を見て、しっかりと話を聞かせていただく。
それが、大事なのだが、こちらの思いこみや誤解、あるいは自分に非があって、全く相手の心を捕まえていない場合もあるものだ。

先日、ある中小企業経営者から、「うちの従業員たちには、整理整頓を何度も言っているが、なかなかわかってくれない」というような話をお聞きした。これだけを聞くと、従業員がただ、悪いように感じるが、私自身も経営者の方の話をじっくりと聞いた後で、このような話をした。

「たしかに、整理整頓をしていない従業員は悪いとは思いますが、しないのは、何かに反発する心があって、しない事もあります。たとえば、現場の仕事の事を全くわかってくれない上司に対して、口頭ではなにも言えず、反発する心があると、なかなか職場をきれいにしようという気持ちは起きず、そのような行動にでることもあります。

仕事とは直接関係がない整理整頓ができていないとか、交通事故が多発するとかは、何か組織内にコミュニケーション不足が起きたときや、組織内の重要な問題点があるときが比較的多いようです。

どうか今一度、自分の身の回りを点検してみてください。とくに、効果的なのは、1対1での対話です。言うのではなく、しっかりと話を聞いてみてください。とくに、信頼関係を失っているときは、1回だけでは全くだめです。何回も何回もです。」
と、お話をしました。

スタッフの気持ちを変えるより、リーダーの気持ちと行動を変える方が、より早いし効果的だ。

誰でも、やらなければいけないと思うような整理整頓でさえ、できていないのは、何か問題があるはずです。とくに、「何回も言ってもできていない」のは、それは、経営者自身の力のなさか、あるいは、形式上上司として見ているだけで、実は、周りからは、無視されていることが多いようです。

組織の現状は、下から見た方がよくわかる。中学生のころ、授業の内容はわからなくても、先生の心理状態をするどく見抜けた記憶はないでしょうか。
先生が内容を理解して教えているのか、不安を隠そうとしながら教えているのか、全く理解せずに教えているのか、理解をせずにただ教師としての権威だけで教えているのか、なぜだか、生徒の立場だとわかってしまう。
会社もすべてそうです。

難しいのは、上の立場になると、スタッフの気持ちがわからなくなることだ。魚は頭から腐る。だからこそ、リーダー自らが、積極的に一人一人の中に入って、話を聞き、励ますことが、、組織内のコミュニケーションを活発にし、生き生きとした会社を作り上げていく。

このようなことは、地域でも同じだ。どこまでも、謙虚に地域のリーダーががんばれるか。
よく言われるように、人材を育てた人が真の人材であると。
次の若い世代の地域のリーダーを育てられるか、それが重要だということだ。

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