合併と地域コミュニケーション
合併は行政の効率化には必要であるが、地域活動に関してさまざまな問題点がでてきているようだ。それは、合併前に思いつかなかったことだと聞きました。
山口県内で最初に合併をした周南市。合併をしたことによって、今まで行われてきた地域行事ができなくなったそうです。地域行事といっての、小さな行事らしいのです。
なぜかといえば、若者がいなくなったから。今までは役場にいた若い職員が、そのような地域活動の重要な戦力であったが、それが合併によって、地元の役場も総合支所に変わり、今まで他の行政区の職員がこちらに来たりして、地元の役場には、地元出身の職員が減ったらしいのです。
みちろん、ここでいう地域行事とは、旧町全体を対象としたような行事ではなく、限られた分野だったり、限られた地域を対象とした行事です。
今までの当然のごとく毎年行われていた地元行事は、実は役場の職員が核であり、有力なメンバーであったことに、合併したあとに気がついたそうです。
また、山口市の合併でもこのようなことがあるそうです。
ある楽器を演奏する市民活動団体は、各種の地域イベントにボランティアで参加する時に、楽器の荷物の運搬で、トラックが必要です。今までは、町役場だったので、職員も顔なじみで、簡単に借りることができたそうです。たぶん、職員がいろいろと融通してくれたのでしょう。しかし合併後には、山口市としての車に関する規定が決まって、難しくなったそうです。これは、規定通りに借りればいいと思いますが、今までとは、変わってきたということです。
合併前には、地元の役場には地元出身の職員がいて、商工会や社協やJAも地元の人で、何かをしたいときは、対応する職員も顔がわかり、すぐに対応できてもらえたそうです。これは、なれ合いということもあり、いい面でもあり、悪い面でもあります。
しかし、地域のイベントでいえば、机やパイプイスを借りたりするようなことだけではなく、実は、その職員がその地域のイベントの主体者であり、重要なスタッフであったようです。
合併時には、市役所の位置、福祉関係の料金、ゴミ等の処理、水道料金など、自治体に係わる大きな点や市民負担の料金等は話題になるが、それは合併しても、今までの役場が総合支所に変わるだけで、あまり大きな変化はなかったようです。
しかし、合併によって、地元の若者の重要な就職先であった役場等が変わり、職員も減り、その中にしめる地元職員の数も減り、それが、小さな単位での地域行事への影響がでることは、気がつかなかったようです。
合併するしないにかかわらず、これからの行政は効率がもとめられていくので、このような問題はこれからも発生していくことでしょう。だからこそ、意識的に、また、具体的に、地域コミュニティを構築していくことが、必要だと思われます。
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